問題のないわたしたち

2012年04月05日

こんばんは。

ホリアロのサチです。


問題のないわたしたち


あ~

またスイカの季節がやってくる~

早くきてきてスイカさん。




今日久しぶりに映画を見ました。

映画って言っても、

GyaO!で視聴できるやつです。うはははは。



「問題のないわたしたち」





【解説】

執筆当時15歳の中学生だった牛田麻希の原作をもとに、

いじめ問題に揺れる女子生徒たちの心の葛藤をリアルに描いた青春ドラマ。

いじめる側と、いじめられる側。

その立場がいつどこで逆転するか分からない恐怖の中、

自分が標的にならぬよう必死にあがく少女たちを、

撮影当時17歳だった黒川芽衣、沢尻エリカ、美波ら同世代の気鋭女優が好演する。



【ストーリー】

とある女子高。

クラスのリーダー的存在である澪は、

“不快感を与えられたことへの正当防衛”として、

クラスメイトのマリアを執拗にいじめていた。

そんな折、新たな転校生・麻綺がクラスにやってくる。

彼女がすぐにみんなと仲良くなったことが気に入らない澪は、

麻綺を次のいじめの標的にするのだが、

みんなから無視され始めたのは澪の方だった。






ほとんどこういうテーマの映画は見ませんでしたが、

湊かなえ さんの『告白』を見た時から、

私の中で何かが変わりました。

それまでの私は、

「心の闇」みたいなものを、

見ないように見ないようにしていたのかもしれません。

そこから抜け出すのに時間がかかるから。

底なし沼のように、

闇の中にいるときは、

抜け出す術を知りません。

違うところへフォーカスして、変にポジティブになったり。

一日、一日を、

どうにかやり過ごす。

そうしたら、

自分の都合の良いように、いつの間にか記憶は書き換えられて、

段々と、もとの日常へと戻っていく。

たぶん、それまでの私はこういう向き合い方しかできませんでした。

友達や、親に話したところで解決するわけじゃない。

自分の弱さを見せる必要はないと思っていました。

人に話したりなんかすると、

余計傷が広がったり、違うところに傷が付いたり。



でも今は、

誰かに言わずにはいられない。

アドバイスじゃなく、

解決して欲しいわけじゃなく、

ただ聞いて欲しいだけ。

そんな私を、受け入れて欲しいだけ。

演技でも良いから、

「辛かったね。大丈夫、大丈夫。」

って、言って欲しい。

なんなら、ギュッと抱きしめて欲しいくらいだ。

あまりスキンシップは得意なほうじゃないが、

こんな時はやたらに人肌恋しくなる。

アメリカ人のそんな習慣を、羨ましく思うのさ。





一人でもいいから、

自分の心の闇みたいなものを、

吐き出せる「相手」がいると、救われる。

「相手」にとっては、いい迷惑だろうけど、

それを受け流せる「相手」だと信じて。

でも結構、

自分の闇は、

他人からすると、どうでもいいことや、

そんなことで悩んでいるのか、っていうことが多い。

それはとてもありがたい。

でも、

軽視しないで欲しいんだ。





深刻ではなく、真剣に。

深刻さには、笑顔はないけれど、

真剣さには、笑顔がある。

心の闇を深刻に悩む「わたし」と、

真剣に向き合って、笑わせてあげるんだ。

笑うと、深刻さは薄れていくから。





映画のセリフにこんなのがあった。


「死ぬくらいの勇気があるんだったら、刃向かっていけばいい。

そう思っていた。」





体験しないと分からない感情がある。

触れてはいけない領域がある。

でも、相手が望んでいるのなら、

真剣に向き合えるように、体験談がいる。

過去のことは大抵笑って話せる。

笑い話にしてしまえばいいんだ。

だから、

今までやり過ごしてきた感情と、向き合おうと思った。

せっかく乗り越えた体験だ。

誰かの役に立てればいい。





ありがとうございました。






タグ :映画


Posted by 温絡セラピー サチ at 23:48│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。