肋骨骨折 エクササイズ 1

2011年12月02日

こんにちは、ホリアロのサチですゴーヤー


前回に引き続き、

入院中にしていた、

回復力を高めるエクササイズをご紹介いたします。




入院してから最初の2日間は寝たきりでした。

強い痛み止めや炎症を抑えるやつを点滴していたのと、

身体のダメージが相当なもので、ほとんど寝ていました。

起きると、強い痛みから逃れようと必死にもがいていました。

この繰り返しでした。



どの姿勢でも辛かったのですが、

一番ましだったのは、

右側のベッドの手すりにしがみつき、左の折れた部分をベッドから浮かすものでした。




起きている間、色々と姿勢を変えるのですが、

結局この姿勢になっていました。

腕の筋肉を鍛えていて良かったなー、

腹筋も鍛えていて良かったなー、

もし力がなかったら、すぐに疲れて唯一楽な姿勢もできなかったんだろうな~。


後に、右の三角筋がしばらく筋肉痛になっていました。

左が動かせない分、

右は相当頑張っていたんだな~。




痛みにもがきながらも、

あれだけの事故で、これだけの傷で済んだことに感謝していました。

事故直後、救急隊の人に

「手の指動かせる? 足の指動かせる? 感覚わかる?

 首は大丈夫? 頭は痛くない?」

と聞かれた時、ゾクっとしました。




その時までは、

とにかく強烈な背中の痛みで、他のことは考えられませんでした。

救急隊の人に聞かれて初めて、他の部分に意識が向きました。

一瞬、手足を動かすのを戸惑いました。




もしどこかが自分の意思で動かせなくなっていたらどうしうよう…?




逆に、

「大丈夫」 という、心細いですがそういう思いもありました。

幸い、手足は無事でした!!




本当にこの程度で済んだことに感謝しています。

それにっ顔に傷一つなかったことにも凄く感謝していますヽ(´▽`)/へへっ




そんなわけで、

リハビリは3日目からスタートしました。

午前・午後に2回あって、

施術時間は、各30分~60分くらいでした。




午前は、

ベッドに寝た状態で、

下半身(足首、膝下、太もも)をストレッチしたり揺らしてくれて、

筋肉をほぐしてくれました。



その後に、

足のつま先を遠くに伸ばす 右 つま先を反る を繰り返しエクササイズしました。(10回くらい)





次に、「車椅子に乗る」 です。

2日目までは、ベッドを10センチ上げるのが精いっぱいでしたが、

3日目にもなると、なんとか大丈夫になっていました。

電動式のベッドを ウィーン と

ゆっくりゆっくり、自分のペースで4段階ぐらいに分けて、60度位まで起こしました。

身体が起き上がってくると、身体は前へ倒れ、重力で胴体は下に落ちます。

そうすると猫背のように背中は丸くなって、前のめりになるので、

苦しくなるし、イヤな感じがします。

それを回避するために、何段階かに分けて、

しゃくとり虫のように、「縮んだら伸ばす」 をやっていました。

なので、一気にベッドを60度まで起こすことはできず、

何段階かに分けて、自分のペースでゆっくりゆっくり起き上がる必要があります。


一度、一気に90度までベッドを起こされて、

恐怖を感じたことがあるので、

声かけは必要だと思います゜゜(´□`。)°゜。。





そこから「車椅子に乗る」 動作をしました。

起き上がるとまだフラついたり、目がまわったりして、

バランスが崩れやすいので、

充分な注意と支えが必要です。




久しぶりに身体を動かしたので、

うれしくて、じゃんじゃんやり過ぎたのか、

その1時間後に、ものすごく気分が悪くなり寝てしまい、

午後のリハビリは中止になりました。

始めは物足りないくらいが丁度いいんだな。

肋骨骨折 エクササイズ 1





~寝た状態でできるエクササイズ~


上記のエクササイズに、わたしなりに付け加えてみました。

できるなら、エクササイズの前に身体のほぐせるところはほぐしましょう!

難しかったら、腹式呼吸を何回かして、身体を温めましょう。

身体が温まると、筋肉はほぐれやすくなり、動きやすくなるので、

エクササイズはスムーズに行え、全身の反応は良くなります。





①足のつま先をできるだけ遠くに伸ばします。

 このときに、フーーっ と息を大きく強く呼きます。

 次につま先を反ります。

 この時は 鼻から息を吸います。

 これを無理なく何回かやりましょう。



②手も一緒に動かしてみましょう。 
 
 足のつま先を遠くに伸ばす時に、手も遠くに伸ばしまがら手首を曲げます。

 つま先を反る時は、手首も反ります。

 呼吸も忘れずに、意識しましょう!



③次は、クロスでやってみましょう。

 右足・左手を遠くに伸ばすときは、左足・右手は反りましょう。

 こうすることで、脳が活発に働いて、全身元気になります。



④次は、グーとパーをします。

 指先を使うことで、更に脳にいい刺激が入り、

 末端からの血液の流れも良くなります。




 まずはパーを思いっきりやります。

 息は大きく強く呼きます。

 肋骨骨折 エクササイズ 1

(分かりやすいように起き上がっています)


⑤次はグーをします。

 息は鼻から吸います。

 手首はまげましょう。

肋骨骨折 エクササイズ 1



⑥クロスの合わせ技をします。

 右手・左足がパーの時は、左手・右足はグーです。

 この時足のように、

 手はパーの時は反って、グーの時は曲げるようにするとなお良いです。

肋骨骨折 エクササイズ 1



①~⑥までありますが、

自分のペースで無理なく行って下さい。

午前に①~③をやって、午後に④~⑥をやる、とか。

今日は① 明日は②とかでもOKです!




こういうエクササイズ系は、よく、

「何回やったらいいの?」

と聞かれますが、





「それは、あなたが決めることです。」 

肋骨骨折 エクササイズ 1





この時のわたしのように、

指導者が回復の様子を見ながら「何回」って決めたほうがいいときもありますが、

日常生活に問題ない人なら、

無理なく続けられる回数を自分で探して決めることをおススメします。

例えば、

上記のエクササイズを、無理なく各15回ずつ毎日続けられる方もいますし、

15回やって下さい、というと無理だと諦める方もいます。

一番重要なのは、続けることです。

毎日誰かがきて、「はい、エクササイズしましょう~」と一緒にやってくれるわけではありませんから、

誰もいなくても、自分一人でも続けられるものを探して、

工夫してやってみてくださいねヽ(´▽`)/







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Posted by 温絡セラピー サチ at 14:58│Comments(0)ココロとカラダ
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